「夜のピクニック」を一気に読み終えた。
恩田陸さんの作品は「光の帝国」のNHKドラマ
ドラマDモード光の帝国
で初めて知って、
面白かったので原作を買ってきて読んだ。
「夜のピクニック」は映画になりそうな話だなぁと思っていたけど、
実際、今撮影中らしい。
以下、感想。
高校一年生のときの夜間桜島一週を思い出して、楽しそうだから手に取った本だった。
読む前は、今更、青春小説を読むのもどうか、歯がゆい思いをしそうで心配だ、
と思っていたが、読んでみると意外にもすんなりと読めた。
読みやすかった。
ラストは、一見、ハッピーエンドだけど、残酷といえば残酷かなぁ、
と思わせるような書き方もされていた。
超えることのできない境界の象徴として、「水平線」が何回か登場して、印象に残った。
最後は水平線の向こうの世界が見えるようになっていたらしい。
さわやかでいい本だったと思う。