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システム開発技術、データ分析関連でお勉強したことや、山奥生活を綴る、テンション低めなブログです。

家事の自動化 食器洗い乾燥機(Panasonic NP-TR9)編

前回、ルンバによって家事を自動化する記事を書いてみたけど、特にページビュー数が増えたとか傾向が変わることはなかった。 別にページビューを増やそうと思って書いてないからいいのだけど。

で、今回は、前回に引き続き自分が嫌で嫌で仕方がなかった食器洗いを自動化して、その浮いた時間がどれくらいでコストパフォーマンスがどれくらいだったか、という話。

今回導入した食器洗い乾燥機は、Panasonicの NP-TR9(以下NP-TR9と記載する)。

NP-TR9導入前の状況

NP-TR9を導入する前は、当然ながら手で洗っており、以下のような状況であった。

  • 平日、朝と昼の分はまとめて昼の後に食器を洗う。夜の分は食後に洗う。昼と夜それぞれ15分近くかけて洗う。
  • 洗う量は、大人2人と子ども1人分。ただ、食事を作るときの鍋やボールなども入れるとそれなりの量の洗い物が発生する。
  • 料理を作る人と後片付けをする人が異なるので、作る人は料理中に使用した器具の洗い物とかあまり気にしてくれない状態であった気がする。自分で洗うとなると作っている最中から洗っておいたり、なるべく同じ器具を使いまわして洗い物を減らそうとするインセンティブが働きやすいと思う。
  • 食器洗いは、手動でやる場合、並列処理ができないので洗い物の量が多いと結構時間がかかり作業そのものに退屈する。
  • 昼間は一人だが、夜に食器を洗っている間、子どもの相手は洗っていない母親が行う。ただでさえ母の方になついているのに、父親は子どもと接する時間が短くなってしまっている。
  • うちのキッチンの水道はオール電化でお湯もでる仕様なのだが、なぜだかお風呂ではなくキッチンはお湯が出るまでに時間がかかる。しばらく水を流し続けるか、早く洗いたければ冷たい水で洗わなければならない。
  • 洗っている最中はお湯をいちいち止めるのが面倒なので流しっぱなしで洗うが、そうすると給湯器で沸き上げておいたお湯が消費されてしまい、お風呂中にお湯が残り少なくなって恐る恐るお湯を使うような場合がある。

導入した機種

パナソニック 食器洗い乾燥機用分岐栓    CB-SSG6

パナソニック 食器洗い乾燥機用分岐栓 CB-SSG6

スーパー モーターレンチ MF230

スーパー モーターレンチ MF230

ハイウォッシュ ジョイ 除菌 食洗機用洗剤 本体 700g

ハイウォッシュ ジョイ 除菌 食洗機用洗剤 本体 700g

購入した食器洗い乾燥機は、PanasonicのNP-TR9-W(ホワイト)。 自分が調べた限りではビルトイン型の食洗機はドイツ製のミーレのものが良さそうであったが、 うちは賃貸なので、据え置き型のものを買うことにした。日本のメーカーでまともそうなのは ほぼPanasonicだけであったので、とくに迷うことはなかった。 NP-TR9は、80℃のお湯で洗うので手動で水道のお湯を使うのと違い豚や牛の油(50℃〜60℃くらいで水に溶けるのだそう)も 溶ける状態で洗うことができ、洗い上がりが良いとのこと。

ちなみに食器洗い乾燥機を使う場合、キッチンの水栓から水を分岐させて使うので分岐水栓が必要。 で、この分岐水栓は使っているメーカーの機種に対応したものを買う必要がある。 また、うちのキッチンの水栓は、TOTOのTKHG38Pなのだが、これに対応する機種を分岐水栓を探すことになった。

主要なメーカの水栓に対応する分岐水栓は、Panasonic公式の分岐水栓ガイドで検索できるが、 ここにもうちの水栓は掲載されていなかったため、Panasonicの分岐水栓サポートデスク というところにメールで水栓の型式や写真をメールで送り、対応する分岐水栓を教えてもらった。 こちらが型式を伝えられる状況であったからか、メールでのやりとりは一往復で終了し1日ですぐに必要な分岐水栓が判明した。 あとは、この分岐水栓の取り付けマニュアルサイトで事前に取り付け方法を確認し、 取り付けたり取り外したりするのに必要と記載されているモーターレンチも同時に購入した。

取り付けはマニュアル通りにやり簡単にできた。実際には買っていなかった六角レンチも必要であったが、 これは家具を組み立てたときやラジコンを作ったときにつかったのと同じサイズの六角レンチがそのまま使えたので購入する必要はなかった。

あとAmazonで見て評判の良かった洗剤も購入した。初回なのでつめかえ用ではなくケース付きのやつ。

導入後の状況

導入後は以下のようになった。

  • 食器洗いは、大部分を食洗機に任せることができ、手で洗うのは鍋などの大きいものや、こびりつきのひどいものだけ。
  • 食器洗い乾燥機に大部分の食器を突っ込むが、汚れがひどそうなものは軽く水で流す程度のことはする。しかし、ここで丁寧に洗いすぎると効率が悪いのであくまで軽く流す程度。
  • 食洗機に食器を突っ込んだり、軽く洗ったり、鍋などを洗ったりするのにかかる時間は5分程度。その後、洗い終わりまでの時間は90分程度あるが、この間は別のことをできるので全く問題ない。
  • 洗い上がりの仕上がりは、かなり良く、むしろ手で洗うよりも綺麗なのではないかと思えるほど。
  • 平常時のメンテナンスは本体右下にある残さいフィルターをとりはずして生ゴミをぽいっと捨てるだけ。あとたまに庫内清掃用のコースで洗う。
  • 使い終わった後、邪魔にならない時間は蓋を開けておき湿気を飛ばしておく(NP-TR9の乾燥機を使うこともできると思うがそのためだけに使うのは電気代がもったいないので蓋を開けて乾燥)。
  • 内部は食器洗い時に洗われるので、当たり前といえば当たり前だけど、そんなに汚れない。

導入によって効率化した時間とそれにかかったコスト

ルンバ編のときに定義した、HKACPI(この商品に1万円出したときに1年間で何時間得するか)を計算してみる。

まず、費用は、分岐水栓も込で7万円程度。

効率化された時間は、1日15分×2回=30分であった食器洗いが1日5分×2回=10分になったので、1日20分得した。 食器洗いは毎日行うので、これを365倍し、60分で割ると20×365÷60=121.6時間

したがって、HKACPIは、121.6÷7 = 17.4

7万円出して、1年間で5日間も得したことになる。ルンバは13万円出して1年間で2日間の得であった。 ちなみに指標の示すとおりコストパフォーマンスは、ルンバの4倍以上であった。

感想

食器洗いは毎日やるもので避けられないものなので、時間の効率化という点ではかなり大きかった。しかもルンバよりもだいぶ安い。 個人的には食後のつまらない時間が楽しくなり、子どもと接する時間を増やすことができそうな気にもなった。 大満足の買い物であった。