初期移行やバッチ処理などで、Force.com上のアプリにデータをインポートするためには主に2つのやり方がある。
インポートウィザードについて
- 取引先
- 取引先責任者
- リード
- ソリューション
- カスタムオブジェクト
をCSVファイルでインポート可能。
ウィザードに従ってインポート作業を進める。
一致項目(外部IDなど)を指定してレコードの更新も可能。
外部IDは、テキスト型、数値型、メールアドレス型などの一意なキーとして使えそうなデータ型のオプションで、フラグを設定させることで使用可能。
外部IDについてオンラインヘルプの説明
外部 ID は、「外部 ID」属性を持つカスタム項目です。外部 ID は、Salesforce.com 以外のシステムで生成された一意のレコード識別子があることを意味しています。このオプションを選択すると、インポートウィザードは同じ外部 ID のある Salesforce.com 内の既存のレコードを検出します。この処理は、大文字と小文字を区別しません。たとえば、「ABC」は「abc」と一致します。ただし例外があります。カスタム項目が個別の「一意な」属性を持っており、その属性に対して大文字と小文字を区別するオプションが選択されている場合には、大文字と小文字が同一とはみなされません。
インポートウィザードで新規登録、更新されたレコードに対しても、ワークフロールールを適用させることができる。
インポートウィザードの制約
組織レベルのデータインポートはシステム管理者のみが使用可能。
個人レベルでインポートすると、所有者はインポートした個人になる。
参照項目がある場合は、最初に親のロードが必要。
オブジェクトごとにファイルを分割しておく必要がある。
データローダについて
Data Loader - developer.force.com
システム要件 | 内容 |
---|---|
OS | Windows 2000、Windows XP、Linux、またはJavaをサポートするOS。Windowsではウィザード形式、他のOSではコマンドラインからアプリケーションを実行。 |
ディスク | 90MB |
メモリ | 256MB |
Java | JRE1.5以降 |
- 数百万行のインポートが可能。(インポートウィザードは5万行まで。)
- DBと連携した一括処理用のインターフェースが使用可能。
- 全オブジェクトのインポートが可能
- 夜間バッチなどではデータローダを使用する
Salesforce.com IDについて
オンラインヘルプより。
Salesforce.com ID とは、システムによって生成される、大文字と小文字を区別する 15 から 18 の文字と数字を組み合わせた文字列です。この ID は、各 Salesforce.com レコードを一意に識別します。Salesforce.com ID には大文字小文字の区別があります。
Salesforce.com ID は、レコードの ID 項目のあるレポートを実行することにより取得できます。
運用中の本番でのIDとSandbox(完全版)中のIDは同じ値になる。
Sandbox(完全版)は、運用中のすべてをコピーして作ったSandbox環境のこと。
(たぶん、ステージング環境のことだと思う。)